『地鶏』と『銘柄鶏』の違い

スーパーに行くと、パッキングされている鶏肉に、「〇〇ハーブ鶏」や「〇〇若鶏」など地名や生産方法をPRしたシールが貼られた商品を見ることがあると思います。

あれは地鶏なのでしょうか?


実は地鶏ではなく、銘柄鶏という種類があるんです。

 

銘柄鶏と地鶏の違い

まずは、二つの違いについて記載していきます。

 

地鶏とは

「地鶏」の定義は、日本農林規格(JAS)で決められています。地鶏と認定されるには、4つの条件をすべてクリアする必要があります。

  • 在来種(※)由来の血統が50%以上で出生証明ができる素びなを使っていること。
  • ふ化日から80日間以上飼育
    ふ化後は28日目以降は平飼いで育てる(平飼いとは、鶏舎の中または外で、鶏が自由に動けるよう飼育すること)
  • ふ化後28日以降は1平方メートル当たり10羽以下の環境で飼育している

※在来種とは、明治時代までに日本国内で生産または導入されて定着した鶏の品種のこと。烏骨鶏や尾長鶏、コーチン、比内鶏、軍鶏などの38種類からなります。

代表的な地鶏:名古屋コーチン、比内地鶏、さつま地鶏、阿波尾鶏、など

 

銘柄鶏とは

「銘柄鶏」は、日本で飼育され、地鶏に比べて生産基準がないため、増産に優れた肉用種のこと。通常の飼育方法(飼料内容、出荷日令など)と違う工夫をこらし、ブランド化された肉のことを言います。良質なエサを与え、味が良くなるよう工夫されています。

代表的な銘柄鶏:森林どり、大山どり、地養鳥、房総ハーブ鶏、赤鶏さつま、水郷赤鶏、三河赤鶏、など。

安価で気軽に手に入るのは銘柄鶏ですが、地鶏は手をかけたぶん、よりおいしく、特別な味を楽しむことができるんです。

 

とりっこ倶楽部ホシノがつくった地鶏『一黒シャモ』

とりっこ倶楽部ホシノでは、地鶏である「一黒シャモ」のひなを飼育、販売しています。

>一黒シャモの説明はこちら

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